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第6回目の題目は『Licks日本公演にまつわる愚痴アレコレ
- part.2 ダンナ考案チュッチTシャツ
大奮闘編』です。

上の図案を考えたのは、ウチのダンナです。
このTシャツが完成するまで私とダンナはずいぶんと揉めました。
ダンナ 「これこれこういう図案でTシャツ作って、ロン・ウッドにプレゼントしようよ。」
私「冗談じゃないよ!シロートはすぐそうやって安易に図案考えるけどね、こりゃ相当色数使うよ! とてもじゃないけどめんどくさくてやってられないよ!費用だってそーとー喰うし。」
一応作り方を説明しますと、『Tシャツくん』というシルクスクリーン・セットを使って、版下作り及び印刷をやるんですが、版下作りももちろん大変だけど、さらに大変なのが印刷の方なんです。上の図案だと6色、つまり6回の重ね刷りをしなければなりません。途中1回でもミスすれば、また最初から刷り直しです。無事に6回刷り終わっても、最後のやっかいな『仕上げ作業』が残っています。多色刷りだとどうしても印刷にズレができたり、インク同士がはじけて線がにじんでしまうので、筆を使って修正しなければならないのです。まったく気の遠くなるような作業です!
「チュッチがいなくなって、いちばんツライのに頑張ってるロン・ウッドに、このTシャツプレゼントして励ましてやろうよ。」
「あんたバカやないと?励まして欲しいのは私の方たい!ロンが私を励ませっちゅうの!第一、仮にそのTシャツ作ったとして、いったいどうやってロンに渡すのよ?私はイヤよ、追っかけなんて絶対したくないからね!」
「よし!そんなら俺が追っかけしてロンに渡してやる。」
「バカかっ!?アンタにそんなマネできるわけないやん!ストーンズ・メンバーの行く先々には、か・な・ら・ず、アンタの嫌いな○○やら○○やらがいるんだよ!顔合わせたら、挨拶とかしなきゃいけないんだよ。それでもいいんだね?」
「いいっすよぉ。喜んで頭さげさせてもらいましょ!」
「言っとくけどね、あたしゃ前回の来日の時にもロンに手製Tシャツをプレゼントしとるんだよ。チュッチさんに頼んで渡してもらったんだけど、結局ロンからは何のリアクションもなかったんだよ!だからもう懲り懲りなわけよ!」
「イヤ、今回は違う!この図柄!コレ見たら絶対泣くって!ロンを泣かそうよ!」
「ったく、おめでて〜な。」
などという言い合いを延々半年くらい続けたのですが、結局私が根負けしてしまったんです。
んで、どうせ作るんなら別の図案も何種類か増やしたいな〜、今までプレゼントしたことのなかったキースにもあげたいし、(チャーリーには前回あげてるから今回はパス、ミックは眼中に無し)ってなわけで追加したのが以下の3種(図案=私)です。



制作総合日数かれこれ1ヶ月。
露光に失敗等で使えなかった版下が5枚。
刷り損じで処分したTシャツ10余枚。
「さ〜て、血と汗と涙で完成させたこれらのTシャツ、いったいどうやってロンとキースに渡すかな〜?」
「イヤ、だから俺がホントやってやるってば。」
「アホッ!だからアンタにそんなマネが出来るわけないって言ってるでしょ・・・てか、そんなマネさせたくないんだってば!あたしが自分でなんとかするからさ。」
と言いつつ成田にも行かず、四季ホテルに行く勇気も出ず・・・。
ストーンズの東京滞在日程はどんどん過ぎて行くばかり・・・。
「マズイじゃん・・・。どうすんの?いっそ、ピエールに頼んじゃえば?」
「だって、そんなに親しいわけでもないのに、そんな小間使いみたいなこと頼みにくいよ〜。」
「じゃ、どうすんのよ〜?」
・・・と、ほとほと困っていたところへ、なんと、まさに助け船的一本の電話が入ったのです!
電話の主は、京都のデザイナー、T&A(Teenei)さん。知る人ぞ知る、キースのステージ衣装を作っている人です。なんのコネも無しに、自分の努力のみでキースに会いに行き、キースにその腕と才能を認めてさせたというカッコイイ男です!めったに顔を合わせることのない私に、よくぞ連絡してきてくれました!ラッキー!
事情を話すとT&Aさんは『俺が渡してあげますよ。』と快く引き受けてくれたのです。その後『無事渡せた』との連絡をいただき感謝感謝!で一件落着。
で、後日。
「ロンとキースからなんも連絡無いね〜。Tシャツ着てくれたのかな〜?」
「さあ・・・」
「この後のツアーで着るでしょ、やっぱり!」
「さあ・・・」
「ロン、Tシャツ見て泣いたかな〜?」
「さあ・・・」
「・・・・」
「・・・・」
結論
もう二度とやるもんか、こんなこと! だいたいなんでこんな貧乏人の私が労力使って金使って、あんな大金持ちに「どうかもらってください」ってプレゼントなんかしなきゃいけないんだよ!?ほとんど教祖様と一介の信者、将軍様と一人民の関係じゃん。
てか、単純にT&Aさんのような才能が自分になかったってだけのことか・・・。
うわあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!

次回 part.3は目下考え中です。
ちょっと待っててください。
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